タワーマンションの管理費と修繕積立金

タワーマンションの管理費と修繕積立金とは?
タワーマンションを所有することでかかる費用について、以下で詳しく説明します。
管理費
マンションの共有部分を管理・維持するためにかかる費用のことです。
具体的には、以下の項目のために費用が生じます。
1. 共有部分の清掃:廊下、階段、エントランス、集会室、ゲストルームなどの清掃費用。
2. 共有部分の水道光熱費:エレベーター、廊下の電気代、散水の水道代など。
3. 設備の点検費用:エレベーターの点検費用、排水設備や消火設備の法定点検費など。
4. 管理人の人件費:管理人やコンシェルジュなどの給与費用。
5. 庭の維持管理費用:植栽の剪定、害虫対策、除草、人工の池や小川の維持費など。
マンションには、専有部と共有部があります。
共有部は、住人が共同で利用するスペースであり、エントランスや廊下、階段、エレベーター、集会室、庭、キッチンスタジオなどを指します。
管理費は、マンションの運営費用であり、新築時からかかる費用です。
特徴としては、ほとんど変動しない費用です。
ただし、高層マンションでは最近、キッズスペースやコインランドリー、ラウンジ、コワーキングスペース、パーティールームなどの共用施設が充実しているため、管理費が高くなる傾向があります。
将来的には管理費が下がるかもしれませんが、管理組合はコスト削減のために管理方法を見直す必要があります。
参考ページ:タワーマンションの維持費はどれくらい必要?将来値上がりする?
修繕積立金
修繕積立金は、将来に備えて大規模な修繕工事に必要な費用を貯めていくための積み立てです。
具体的には、外壁塗装や屋上防水、共用部のひび割れ対応、排水管の高圧洗浄、共用部の空調や照明の更新、セキュリティインターホンの交換、玄関扉の交換、給水設備やポンプの交換、エレベーターの更新などに使用されます。
修繕積立金は、毎月の管理費とは異なり、将来の修繕工事に備えて貯金するためのものです。
そのため、毎月使用される費用ではなく、将来の修繕に備えての積み立てです。
住民から均等にお金が集められて、管理組合が適切に管理・運用しています
私たちの共同住宅では、住民の皆様から少しずつお金が集められており、それは管理組合によって適切に管理され、運用されています。
このお金は、私たちが「万が一のとき」や「計画的な修繕」に備えるためのものです。
修繕積立金の金額は、私たちの長期修繕計画に基づいて設定されています。
説明:住民からお金が集められる仕組み
私たちの共同住宅では、住民の皆様から均等にお金が集められています。
これは、私たちの管理組合が適切な運営を行うための資金です。
毎月、各住戸から一定の金額が徴収され、それが集計されています。
このお金は、私たちの共同の責任である建物や共用施設の維持・管理に活用されます。
説明:お金の使い道
集められたお金は、「万が一のとき」や「計画的な修繕」に備えるためのものです。
もしも災害や緊急事態が起こった場合、建物の修理や安全確保に必要な資金を確保するために使用されます。
また、長期的な視点で見た場合、建物や共用施設の老朽化や劣化が進んだ場合にも、適切な修繕や改善工事を行うための資金として活用されます。
説明:修繕積立金の設定基準
修繕積立金の金額は、私たちの長期修繕計画に基づいて設定されています。
長期修繕計画では、建物や共用施設の状況を詳細に調査し、必要な修繕や改善工事の予定と費用を計画します。
その計画に基づいて、必要な資金を積み立てるための金額が決定されます。
このような計画的な積立制度を導入することで、将来的な修繕費用の不足を防ぎ、建物や共用施設の資産価値の維持・向上に寄与しています。